離婚・シングルマザー

離婚のお話7【お金のこと・公正証書を作る編】

こんにちはYuriです。離婚のお話1~6のつづきです。
ここでは大事な大事なお金の話をざっくり。
離婚を決めるまでの経緯は「離婚の話1」かだ順に読んでいただけると幸いです。

まずは自分の稼ぎで老後まで生きる覚悟が前提

離婚に踏み切れない方の多くに、金銭的な理由があるのではないでしょうか。離婚したらフルタイムで働くことになるでしょうし、小さな子供がいる場合、いい条件の正社員で雇ってもらうのは現実的に難しい…
今まで旦那の収入に頼って生きてきましたが、これからは自分の力で生きていかなければいけません。養育費がもらえなくなっても、何とか子供を育てなければいけないし、子供が自立した後も、自分の生活は自分で何とかしなくてはいけない。この覚悟が離婚で一番大事かもしれません。

私は離婚後の仕事を考えたとき、看護師免許を持っていれば…心から思いました。大学のチョイスを悔やみます。。。大好きなデザインを仕事にしましたが、就職を探す時、免許や資格はかなり有利です。

そうは言っても、今さら何年も学校に通うのは難しいので、私はこのままフリーのデザイナーという道を選びました。当時の収入は月15万円ほどだったと思います。

公的な手当・補助金、養育費も大事!

離婚してシングルマザーになると、いろいろな手当や補助金がもらえます。
みんなが国から貰える「児童手当」はもちろん、片親だけがもらえる「児童扶養手当」、その他学校や保育園にかかる費用のサポートや、公共料金のサポート、住宅のサポート等もあります。お住まいの地域によって受けられるサポートが違うので、かならず役所へ相談を。
補助金の説明は長くなりますので、また別記事で…

自分の収入に諸手当、補助金、あと大事なのは養育費
私の周囲のシングルマザーで、養育費をもらっている人はいません。残念ながら養育費の取り決めをしないまま、もうお金なんてどうでもいいわ!!と離婚してしまう方が多いようです。
取り決めをしても、数年で支払われなくなったり、揉めるのが面倒になったり。

しかし、養育費は子供が一緒に住むことのできない親から貰うものです。大切な子供の権利。私が貰うものではありません。
毎日近くにいて見守るという愛情を注がない以上、金銭的援助も立派な愛情です。
離婚しても、パパが自分たちのためにお金をキッチリ払ってくれていることは、大きくなってからとても大事な事実となります。
パパは離れていても、自分のために毎月必ずお金を送ってくれていたんだと感謝し、深い愛情を実感する日が必ずきます。

養育費の金額は相場があり、旦那の年収&自分の年収によって相場のグラフがあります。目安なので、それより多くても少なくても、お互いの合意があれば問題ありません。
ただあくまでも、子供がもらえる権利だということをお忘れなく。
養育費を1万円安くしてしまったら、10年間で120万円にもなります。
もう面倒だからいくらでもいいや!と投げやりにならず、ちゃんと真剣に話し合いたいところです。

子供が貰う権利「養育費」のために「公正証書」を作る


養育費をきっちりもらうために、私は離婚前に「公正証書」を作りました。
「公正証書」を作ることは私が離婚を受け入れる第一条件でした。
残念ながら非協力的な相手だと、公正証書は作れませんので、穏やかな関係性が必須です。

公正証書とは、法務大臣に任命された公証人が作成する公文書です。
養育費や慰謝料の取り決めはもちろんですが、離婚する事実、親権者が誰か、離婚後の面会交流、財産分与や年金についても記載されます。
口約束ではなく、自分たちが決めた約束ごとを、公証人の方に説明し、法令違反がないか等のチェックされ、公的な文章にしてもらいます。
公正証書の原本は公正役場で厳重に保管され、後からトラブルを防ぎます。
一度完成してしまえば、公正証書の内容が裁判で否認されたり、無効とされる可能性はほとんどありません。

養育費等が支払われなくなった時には、直接もめたり、裁判をすことなく、相手の給与や財産を差し押さえるなどの強制執行を行うことができます。 まぁ、そんなことにならないとは思いますが、安心感を得られるのは最大のメリット!

公正証書の作り方

離婚に関する取り決めをまとめた「公正証書」作ろう!と思った時、まず近くの公正役場に電話し、「離婚のための校正証書を作りたいのですが…」と告げると、作るために夫婦で話し合わなければいけないこと、持ち物など詳しく優しく説明してもらえます。

その後は夫婦でじっくり話し合いが必要です。養育費は毎月何日にいくら振り込むのか、何歳まで出すのか、慰謝料はどのように支払うのか、振込手数料はどっちが出すか、などなど。
ちなみに私は養育費の支払いを「大学を卒業して自立するまで」としました。これで浪人期間も含まれます。実際は大学へ進学しませんでしたが、娘は体調を崩し、高校を5年かけて卒業していますので、変わらない養育費はとても助かりました。

話し合った内容を細かく記載しておき、言われた持ち物を持って、公正役場へ。校正人の方と面談をし、申し込みをします。旦那はいなくても1人でOK。

公正役場で校正証書を作る準備ができた後、必ず夫婦2人揃って予約日に公正役場へ。手続きをします。

手数料と引き換えに、公正証書を受け取ります。※要現金
(手数料の金額は離婚契約の内容に応じて計算されます。)
手数料は私の場合「慰謝料+養育費」の金額から2万円~2.5万円程だったと思います。

慰謝料はオマケ程度

相手が悪い場合、慰謝料の請求もできます。浮気相手にも請求できます。これは私が傷つけられた分の謝罪の気持ち料金。相手がすんなり慰謝料を払うと言ってくれれば話は簡単ですが、払わん!と言ったり、貯金がない場合は厳しいです。(貯金がなくても分割払いという提案はできますが…)

調停や裁判で慰謝料を争うことになると、相手に不貞行為があったとしても、こちらの悪い面をつかれたり、夫婦生活が破綻していたから仕方なかった等の理由をつけてきたり、離婚自体が泥沼化。精神的な攻撃にあうこと間違いなし。
それも覚悟の上で裁判という選択肢もありますが、払う意思がない相手からどうしても慰謝料が欲しい時は、弁護士さんに相談した方がいいのかもしれません。

私の場合は「慰謝料も養育費も払うから、お願いだから離婚して欲しい。浮気相手の分も俺が払う」という旦那のスタンスだったので、話はとても楽でした。
離婚の意思を固めた後も、悔しいので離婚してもいいということを言わず、旦那が精いっぱいの慰謝料金額を提示してくるのを待ちました。したたかですみません。。。
最終的に旦那は両親からお金を借り、一括で支払ってくれました。
通帳に一気に数百万の振り込みがありましたが、一生分の傷を負って得た金額に、何の感情が湧きませんでした。何とも空しい気持ちになったのを覚えています。何とも寂しい・悲しいお金なのです。
しかし、お金は生きていくうえで邪魔にはなりません。今後子供にもお金がかかるでしょうし、何かのために未だ手を付けず貯金したままです。 つづく

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Yuri

Yuri

こんにちはYuriです。2人の娘がいるママです。アトピー歴40年以上、そして次女もアトピー( ̄▽ ̄)ゞ なるべく薬に頼らないですべすべ肌をキープするのが得意です。在宅でホームページ制作のお仕事をしています。年間100万円以上は楽天を利用するお買い物マニアだったりします。

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