こんにちはYuriです。
別記事で「娘の逆さまつ毛手術」を書きましたが、
逆さまつ毛が治って、6歳で斜視が発覚したのでした。
わかっていれば同時に手術できたのに…((+_+))
悔やんでも仕方のないことですが、今度は斜視の手術日記です。
娘の斜視が発覚する
娘の逆さまつ毛の経過をみるために、眼科を受診すると
「あれ??斜視ですね…」と言われました。
斜視の検査は、眼球に光を当てて眩しさを我慢しながら目の動きを見て判断するので、
光を当てると目を開けていられなかった娘にはわからなかったのです。
娘は左の外斜視。
左目の眼球が外側にズレているということです。
普段物を見る時は眼球の筋肉を頑張って真ん中にズラし、物を見ています。
普通の人間にとっては、真ん中にある黒目を中心に向かって寄り目にするようなもの。
ただ普通に暮らすだけで目が疲れてしまうのです。
よく人の目を見てみると、微妙な斜視の人って結構います。
少しだけなら問題ないのですが、娘の場合はかなり外にズレているので、
大人になる前に必ず手術が必要とのこと。
小さい子供のうちは全身麻酔で斜視の手術をしますが、
大きくなると部分麻酔で日帰りでするそうです。
私は自分が極度の怖がりなので、部分麻酔で手術なんて可哀想すぎ!!と思い、
早いうちに手術を希望することを先生に告げました。
眼科の先生も、その方がいいだろうという決断で、すぐに市内の総合病院へ紹介状を書いてくれました。
ちなみに子供の斜視を手術してくれる先生はとても少ないようで、
その時点でも県内で2人しかおらず、たまたまその1人が市内の総合病院にいたのでした。
斜視は生活にどんな影響があるのか
そもそも斜視はどんな影響があるのか調べました。
●見た目の問題
眼球の位置が気を抜くとズレるので、他の子たちから見たらおや?っとなります。
●遠近感覚や立体感覚に異常がでる
幼少期に両目で正しく見ていない状態が続くと遠近感覚や立体感覚に異常がでます。
●視力が落ちる
ズレている目を使わないという方法を自然と身につけると、斜視の方の視力が急激に落ち弱視に。
使わないという方法を身につけてしまうと、手術をしても元に戻すのが難しくなります。
●疲れやすくなる
ズレてる目を真ん中に持って行きながらの生活なので、学生になり読み書きが多くなると目が疲れやすく、眼精疲労から頭痛や肩こりの原因となる。
●その他
正常な両眼視機能を持てなくなり、転びやすくなったり、文字がうまく見えなくなったり、ボール遊びができない等
斜視の発生年令が早いく長期間である程、手術をしても治りにくいのが特徴です。
早い段階で全身麻酔をしてでも手術をすすめる先生と、
全身麻酔での手術に懸念を抱き、中学生以降の日帰り手術をすすめる先生の両方がいます。
斜視の手術は
目の周囲にある筋肉を切除し、黒目の位置が真ん中にくるように調整します。
うちの娘の場合は外側にズレているので、外側の筋肉の位置を後ろにズラし、内側の筋肉は切除して短くします。
聞くだけでも人間技とは思えない。。。
娘の斜視手術をすすめられ市内の総合病院へ
普段通っている眼科の先生も、早い方がいいだろうと手術をすすめてくれました。
私も早い方に賛成です。視力が落ちたり、疲れやすかったり、どうせやるなら早い方がいい!!
しかも、全身麻酔で本人が怖い思いをせずにやってくれる今がいい!!
子供の斜視手術をしてくれる先生が少ない中、今たまたま市内にいるということで、
その先生宛に紹介状を書いてもらい、いざ総合病院へ!!!
総合病院の先生は手術をすすめなかった…
総合病院を受診すると、先生は「今じゃなくても、もう少し大きくなってから日帰りの方がいいんじゃないですか?」というご意見。
私は「いや、今やって欲しい!視力が落ちると困る!今がいい!!!!!」とゴリ押ししたのですが、
先生は禁じ手に出ます。
6歳の娘に向かって
「注射したり手術したりしたい?嫌だよね??」
と聞いたのです。
娘「いや」
そりゃ嫌に決まってる!!
まあ、娘さんも嫌がってますので様子を見てください。
終了!
普段通ってる眼科の先生にそれを報告すると、先生も驚いていました。
仕方なく手術は延期することに。
そして6年後… 今度こそ手術をするために遠く離れた総合病院へ
時は流れて6年後。
小学校6年生で手術を決行することにしました。
あの時の先生は数か月後に県外へ行ってしまい、子供の斜視の手術ができる先生が県内にずっといなかったのです。
中学生になると部分麻酔での日帰り手術をすすめられることや、勉強をすることも多くなるということで、
全身麻酔でやってくれる小学生のうちに手術を決行することにしたのです。
手術を受ける病院へGO!
やっと県内に現れた子供の斜視を手術してくれる先生は、高速道路を使っても車で2時間。
手術の申し込み、診察で1日。
術前の検査で1日。とにかく遠くて大変でした。
しかも、その眼科の先生は超超有名らしく、大人気の先生。
海外と日本を行ったり来たりするような先生で、診察の待ち時間がとにかく長いのです。
9時の予約で、呼ばれるのが13時とか当たり前。
9時~13時の間、1人も診察室に呼ばれないのです。先生がそもそもいない様子。
診察室には先生から学ぼうとする他の医者が10人程ゾロゾロ。
有名で腕がいいのはありがたいが、複雑な気持ちです。
手術のため入院~手術
今回の手術も全身麻酔なので逆さまつ毛と同じ2泊3日です。
眼科での入院ですが、気を使って子供ばかりの小児科の大部屋に入れてくれました。
…が、その病室、どう見ても他のお子さんは命にかかわる重病の方ばかり。
千羽鶴や色紙がならび、入院生活の長さを思わせるベッドへの装飾がいっぱい。
どうにも気まずい思いとなり、結局誰とも交流することはありませんでした。
今度も手術室の前まで一緒に付き添い。
手術室の中まで入りませんでしたが、娘がバイバ~イ!と言うので、成長を感じました。
今度も手術中は多少の不安はありましたが、なにせ超腕のいい先生ということで安心。
手術はあっという間に終了しました。
翌日には先生に診てもらって退院
翌日には学校に行って授業受けられちゃう子もいますよ~~。
と聞いていましたが、うちの娘は目が痛くて全然無理でした。
痛みが引くまで数日かかり、術後痛くないなんて嘘だ!!と文句を言っていました。
術後の通院
術後は退院から3日後、そこから1週間後、またそこから3週間後、
…1か月後、…3か月後、…3カ月後、…6か月後、…6か月後と、定期健診が続きました。
最初の説明では、術後3回は来てもらわないといけないという話だったのですが、
結局8回も学校を休んで1日がかりで通院することに。
やっぱり、小さい時に市内の病院でやってくれれば良かったのに!!!!と
あの先生に怒りが湧きます。
斜視の手術 その後の様子
見た目のズレはなくなりました。
ぼーっと気を抜いた時に、目がズレることもなくなりました。
ただ、斜視だった方の目をあまり使用しない癖が抜けないようで、
手術から8年以上経った今も遠くを見る時、近くを見る時で使っている目が違うようです。
遠くを見る時は両目を使いますが、
近くを見る時(勉強する時等)は斜視ではなかった方の目しか使っていません。
ある程度大きくなってからの手術にメリットもありますが、
私は小さい時にやって欲しかった!
片目で見る癖が抜けなくなる前にやって欲しかった!!
親的にはそう思うのですが、娘は自分の目と上手に付き合ってるので、
問題なさそうです。傷が残るようなこともありませんでした。
以上が、斜視の手術記録です。
最後までお読みいただきありがとうございました!!