洗濯槽の見えない裏側に発生するカビ。
カビは人間に悪影響が多く、アトピーや喘息などアレルギーの原因にもなります。
簡単に、気持ちよく、洗濯槽のカビを除去する方法をご紹介します!
塩素系と酸素系の洗濯槽クリーナーがあるのはご存じですか?
洗濯槽クリーナーは、塩素系と酸素系があります。
ドラッグストアなどで扱うのは主に塩素系のクリーナーが多いです。
塩素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 | |
漂白パワー | ★★★★★ | ★★★★ |
主な成分 | 次亜塩素酸ナトリウム | 加炭酸ナトリウム |
洗えないもの | 毛・絹・色柄物・金属 | 毛・絹・金属 |
色柄物 | NG | OK |
殺菌パワー | ★★★★★ | ★★★★ |
塩素系クリーナー
市販の洗濯槽クリーナーは「まぜるな危険」と表示がある「塩素系」が主流です。
殺菌効果が高く、カビ・雑菌を溶かして強力分解!!
短時間で洗濯槽を綺麗にするため、早くて便利です。
しかし…
自宅で魚を飼育したことがある方はご存じですが、魚の水を交換する際はカルキ抜きをしますよね。
カルキ(塩素)は魚にとって決して嬉しい物ではないのです。
薄めて海に放出するから大丈夫!とのことですが、
やはり塩素系クリーナーは環境問題が懸念され、
下水処理場でも塩素を使わないよう研究がすすめられている自治体もあります。
酸素系クリーナー
塩素系に比べ、パワーは落ちますが、私は酸素系クリーナーを使っています。
酸素系の洗濯槽クリーナーは、加炭酸ナトリウムが主成分。
※成分が加炭酸ナトリウムだけのものもありますが、重曹が配合されているものもあります。
この加炭酸ナトリウムというのが優秀で、洗濯槽を綺麗にするのはもちろん、
しっかりカビを剥がし取った後は、重曹・水・酸素に分解され、環境にも優しいのです♪
しかし、塩素系クリーナーは、コツいらず&手間いらずですが、
残念ながら、酸素系は少々コツと手間が必要です。
洗濯槽のカビを除去(準備)
塩素系漂白剤の場合
洗濯槽の掃除を何年もやってない…という方は4時間ほどかかります。
定期的に掃除している方は1時間もかかりません。
必ず準備するものは「塩素系の洗濯槽クリーナー」のみです。
ゴム手袋・ゴーグル・マスクがあると安心です。
酸素系漂白剤の場合
洗濯槽の掃除を何年もやってない…という方は、塩素系と同じく4時間ほどかかります。
定期的に掃除している方、こちらも同じく1時間もかかりません。
準備するものは「酸素系の洗濯槽クリーナー」「お湯」「ゴミをすくうための網」です。
塩素系と違い、汚れを剥がして取るので、「網」は必須です!!!
肌が弱い方はゴム手袋があると安心です。
洗濯槽のカビを除去(実践)
酸素系漂白剤の場合
- 洗濯槽クリーナーを空の洗濯機に入れ、水を満タンに。
- 初めての場合はここで2~3時間ほどつけ置きします。
(クリーナーによって違いがありますので、説明書をよく読んでくださいね。) - 標準コースで洗濯機を稼働させます。
- 汚れやゴミが洗濯槽についている場合はもう1回すすぎ⇒脱水をして完了です。
酸素系漂白剤の場合
- 洗濯槽にクリーナーを入れ、40~50度のお湯を満タンに入れます。
(温度が高すぎると分解が急激にすすんでしまい効果が得られません) - 洗濯機を3分~5分ほど運転して、粉を溶かし、一度電源を切ります。
- 3~4時間放置します。
- カツオ節状態の汚れがモリモリ浮いてきますので、ネットで取ります。
- 更に洗濯機を数分運転し、浮いた汚れを取ります。
- 標準コースで洗濯機を稼働させます。
(途中、様子を見ながら一時停止させネットで汚れを取ります) - 汚れやゴミが残っている場合は更にすすぎ⇒ネットで汚れ取り⇒脱水で終了です。
汚れを取るネットは…
100円ショップでも売っているでしょうが、買いに行くのが面倒で、
枠は針金や針金ハンガー、ネットはストッキングや排水溝用のネットで代用しています。
簡単に作れますのでお試しください!
私が洗濯槽のカビを綺麗にする時は、お風呂のお湯を汲む吸水ポンプも一緒にキレイに!
我が家の場合、お風呂の残り湯をくみ上げるポンプを使っています。
一緒にキレイにしたいので、まず湯舟に50度位の温度でお湯を溜め、そこに過炭酸ナトリウムをIN。
500g位大量に入れてしまいます。
よく溶かしたら、ポンプ・ホース、
ついでにその湯舟に桶やお風呂の椅子等、
綺麗にしたいものも投入。(結構短時間でピカピカに)
フタをして、温度が下がり過ぎないように注意…
ふろ水吸ホースで洗濯機にそのお湯を入れます。
きっとその頃にはお湯が40度位かな…
ぬるい時は、ヤカンで沸かしたお湯を追加投入!
ホースの中も綺麗になるし、洗濯機も恐ろしいほど汚れが落ちます。
今までこの中で洗濯していたのか…と暗くなる程汚れが浮き出てきます。
浮き出たゴミはかつお節状の物がいっぱい!
排水溝や三角コーナー用のネットを使うと取りやすいです。
その後、排水⇒すすぎ⇒脱水で完了です。
気になる場合はもう1回、すすぎと脱水をします。
季節に1回位のペースでやることをおすすめします!!
年4回ペースだと、目立った汚れは出ません。
半年に1回だとかつお節状の汚れが少々登場。
1年放置すると、半日落ち込む程の、汚い水との遭遇することになります(笑)
普段のお洗濯で、洗濯槽のカビ予防!
普段の漂白剤も酸素系漂白剤がGood!
漂白剤って、使わなくていいんじゃ?って思いますが、
子供の靴下や夏場の汗が染みた服を見ると、なんだか菌を撲滅したくなってきます。
でも強い漂白成分のものは肌に悪そうだし、洋服にも悪そう…
そこでおすすめなのが、やっぱり「酸素系漂白剤」(過炭酸ナトリウム)です。
毎日使うことで、洗濯槽のカビや汚れを予防してくれます。
▼私のおすすめ。溶けやすくて安定の使いやすさ。「シャボン玉 酸素系漂白剤」
漂白、除菌、消臭、油汚れや黒ずみ、ヌルツキまで落してくれるスグレモノ!!
しかも、超安い。
メーカー品だと少々高いのですが、
業務用のどこの会社??って物なら激安で手に入ります。
私も安いものをアチコチで色々購入しましたが、
粒の細かさや溶けやすさに差があります。
ぜひ購入者の声を参考に、安くていいものを選んでくださいね!
過炭酸ナトリウムの漂白パワーを最大に発揮させるには、50度のお湯が最適と言われています。
…が、普段の洗濯では水で普通に使ってもしっかり漂白、消臭に問題ありません。
酸素系漂白剤にも注意点が
酸素系漂白剤にも注意点があります。
塩素系より弱いとはいえ、タンパク質を分解する性質があるので、長時間使用する時や、敏感肌の方はゴム手袋必須!
発生するのは酸素ですが、加炭酸ナトリウム以外の成分により、目の痛みやのどの痛みなどがある場合があるようです。
(今まで1度も感じたことありませんが… 一応、注意点です。)
毛・絹・金属金具の洗濯もNGですので、ご注意ください。
お洗濯問題 まとめ
洗濯洗剤・漂白剤・柔軟剤どれも少量にすれば問題ないと皮膚科の先生は言います。
細かいことは気にするな!と。。。
でもアレコレ試したくなるのが親心ですよね。
そんな方のご参考になれば幸いです。
アトピー・敏感肌の家族がいると、全身に保湿剤や薬の影響で、洋服も汚れがちですね。
肌に優しい洋服を選んだら、ぜひお肌に優しい洗濯もチャレンジしてみてください!!
少しでもカユカユや乾燥肌が楽になるといいですね!
カサカサ・ジクジク・敏感肌さんは、洗濯洗剤を見直して快適に!!
子供がアトピーだと、洗濯は普通でいいの???って悩んだ経験あると思います。私も色々試しまくって現在に至ります。 以前、「子供がアトピー?と思ったら気を付けたい5つのこと」でも記事にしましたが、洗濯洗剤 ...
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