こんにちはYuriです。
離婚した後、子供がいる場合の手当ての話です。
離婚のお話1~8の続きです。
児童手当
国が支給を行っている「児童手当」。これは離婚前でもほぼ皆さん貰っている手当てです。中学校を卒業するまで支給されます。
児童手当で受け取れる金額
児童の年齢 | 児童手当の額(一人あたり月額) |
---|---|
3歳未満 | 一律15,000円 |
3歳以上 小学校修了前 | 10,000円 (第3子以降は15,000円) |
中学生 | 一律10,000円 |
児童手当の所得制限
扶養親族等の数 | 所得制限限度額(万円) | 収入額の目安(万円) |
---|---|---|
0人 | 622.0 | 833.3 |
1人 | 660.0 | 875.6 |
2人 | 698.0 | 917.8 |
3人 | 736.0 | 960.0 |
4人 | 774.0 | 1002.1 |
5人 | 812.0 | 1042.1 |
離婚前から貰っている方は、離婚の際に受取人を変更するだけで済むのですが、収入オーバーで貰ってない方は、離婚の際に手続きをお忘れなく!離婚届けを出したその日に手続きできます。
児童扶養手当
「児童扶養手当」も国の制度です。「児童手当」と名前が似ていますが別物ですのでお間違いなく。母子家庭と父子家庭が対象。
前年の所得で計算されます。
子供が18歳になった後の3月31日までが支給の対象です。
手当額は、物価の変動に応じて例年4月に改定されますが、過去の経験から、そう大きく変わりません。
[box class="blue_box" title="支給される金額(月額)"]子供1人⇒全部支給:43,160円 一部支給:43,150円~10,180円
子供2人目の加算金額⇒全部支給:10,190円 一部支給:10,180円~ 5,100円
子供3人目の加算金額⇒全部支給: 6,110円 一部支給: 6,100円~ 3,060円
[/box]
上の表は2020年10月に調べたもので物価等によって微妙に変動します。
ここで気になるのは「全額支給」と「一部支給」。
[box class="blue_box" title="児童扶養手当が支給される前年の年間所得"]
●子供1人⇒87万円未満で全額支給 230万円未満は一部支給
●子供2人⇒125万円未満で全額支給 268万円未満は一部支給
●子供3人⇒163万円未満で全額支給 306万円未満は一部支給[/box]
上の表は2020年10月に調べたもので、時々変動します。
この年間所得には、収入はもちろん、養育費の8割も加えなければいけないので、なかなか全額支給は厳しいライン。
そして離婚後に親と暮らす場合は、別世帯でないと親の収入まで関係してきます。これは自治体によって判断基準が様々なようです。
私の住む街では、世帯ばが別、電気ガス水道の支払いが全て別で、訪問調査ありという厳しい条件でした。
同居の際は貰えないことが多いようです。
その他の手当て
国レベルでなく、自治体単位で、その他にも様々な片親家庭への援助があります。私の住む地域では「医療費助成」「住宅支援金」がありました。
保育園も無料で驚きました。(今まで幼稚園代は月に2.5万円かかっていましたので…)
また片親家庭でなくても小・中学校に通う際は「就学支援金」があります。
給食費や修学旅行、学用品費、入学準備金などが支援されます。
小学校や中学校の事務室で申し込み、審査を受けるので、ダメもとでもぜひ申請してみてください。申し込みの時、学校の事務員さんに収入バレバレになるのでちょっと恥ずかしいのが難点です。
お近くの役所に相談にいくと、支援に関する様々なことを丁寧に教えてもらえます。申請方法、申請の時期、金額など様々ですので、しっかりメモしてまとめておきましょう。
ネットには古い情報も溢れていますので、ぜひ役所へ相談に行くことをおすすめします。 つづく