こんにちはYuriです♪
母が突然「網膜剥離」になった闘病記です。
無事に手術を終え、その術後のお話です。
詳しくは「網膜剥離・発覚と受診編」「網膜剥離・手術編」からご覧ください。
術後はとにかく下向きで
術後はとにかく顔を下向きにする生活です。
もちろん、安静に~ですが、下を向いているので破天荒なことはできません。
まずは、母を下向きにさせることが大変。
気を抜くと、顔が上がってしまうのです。
「顔上がってる!」
「顔下向けて!!」
何度も何度も言わなければいけません。
言いたくないのに親に向かって何度も注意しなければいけない心苦しさ、
母も気を付けてるのに顔が上がってしまう情けなさで、お互いほんと落ち込みます。
寝る時はうつぶせマットを使い、何とかなりますが、
夜中は気を抜くと横向きになっていたりします。
病院で相談すると「娘さん時々覗いてあげて、下向きにしてあげて」とのこと。
私は夜も巡回するのか…((+_+))
ご飯、トイレ、お風呂も下向きです。
ご飯はオニギリ的な手に持って食べられるもの、
ストローで吸えるもの、食べられるものが限定されます。
飲み込みにくいし食べにくい…でも仕方ないのです。
お風呂は私が一緒に入り、シャンプーをしました。
シャワーの位置やシャンプー等を確認するのに、どうしても顔が横を向いてしまうからです。
背中も洗ってあげて、髪を拭いて乾かして、これは完全介護状態。
まだ60代の母には、何だか可哀想です。
そしてこれも大問題。
母の大好きなテレビが見られないのです。
試行錯誤の結果、使っていない小さなテレビを机の下に置き、面白い恰好で見ることができました。
暇すぎるので、アマゾンプライムやHuluも役立ちました。
しかし、下向き3週間は長い…
今まで家事のほとんどを母に任せ、仕事一本だった私は、
仕事+家事+介護、犬の世話に猫の世話という、とんでもない生活になりました。
術後の目のケアと通院
術後は1日4回、3種類の目薬を点眼します。
3種類の点眼は、間を10分程開けなければいけないのと、
絶対忘れちゃいけないと、何度も病院から念をおさえているのでなかなか大変でした。
もちろん、片目が見えない母は自分で点眼することができません。
私は手を念入りに洗い、アルコールで消毒し、点眼。
10分の待ち時間の間にスマホでも触ろうものならば、また手洗いからなので、
手を空中に浮かせたまま待機しました。ドラマで見かける手術前の先生みたい。
点眼をする時は、一瞬上を向くことが許されるので、
母の首筋にとっては幸せタイム♪
手術翌日には眼帯が取れます。
目が真っ赤すぎて怖いです…
そこからは3日後、5日後、1週間後と間隔が空き、視力も少しずつ回復。
待ちに待った術後3週間での診察。
検査でOKなら下向き生活から解放されます!!!
術後3週間目の検診。下向き生活から解放!!
やっと、やっと解放!!!
…のはずが、なんともう2週間延長となりました。
これには私も母も落胆。マジでか。
先生、簡単に言ってくれるよ。下向き生活したことあるかい???
イラっときたけど、八つ当たりはダメですね。。。反省。
落ち込んでも仕方ないし、母の方がダメージもでかいはず。
もう2週間、おとなしく下向き生活が続きました。
術後5週間。視力もだいぶ回復してきました。
術後5週間目の検診で、やっと下向き生活が解除となりました。
無事に網膜さんが、元通りにくっついてくれたのです。
もう母の体はコリコリのバキバキ。筋肉も脂肪も硬直です。
腰も首も痛くて、すぐさま整形外科へ行きました。
目薬の数は減り、自分で点眼もできるようになりました。
プール等はNGですが、ほぼ日常生活に制限はありません!
視力は完全に戻っていないものの、徐々に回復するようです。
とりあえず一安心。。。
術後3ヵ月 母「目がおかしい」と言い出す(ll゚д゚ll)
いや~手術大変だったね~ 頑張ったよね~~なんて、
思い出になりかかっていた目の手術。
母が「目が絶対おかしい。手術前より歪んで見える。」と言い出しました。
またもや病院で精密検査です。
治る過程のアレとか、何でもないといいんだけど…
検査結果「黄斑上膜」ときたもんだ!
母の戦いは終わっていませんでした。
網膜剥離の後に時々なる「黄斑上膜」という病気になっていました。
せっかく乗り越えたと思ったのに、再手術となるのでした。